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2008'03.11 (Tue)

ドキュメンタリー「Sicko (シッコ)」

先月行われた第80回アカデミー賞の「ドキュメンタリー部門」で
ノミネートされたマイケル・ムーア監督の「Sicko(シッコ)」。
受賞は逃したものの、アメリカの医療保険制度問題を描いた話題作。

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「Sicko」はスラングで「病人」「精神異常者」という意味。

アメリカは医療技術、製薬開発では世界トップと言われている。
しかし、医療充実度は世界第37位。先進国の中では最下位。

先進国で唯一、「国民皆医療保険制度」がない国・・・
それがアメリカなのだ!

0571.jpg

アメリカでは、民間の医療保険に加入することが唯一の選択肢。
現状は、高額な掛け金の為、約5,000万人が無保険。


今回、「Sicko」でマイケル・ムーア監督が
焦点を当てたのは、無保険者ではない。
高額な民間医療保険に加入している2億5000万人の人達。

保険加入者でも、契約内容により適用されない医療費が数多くあり、
十分な医療を受けられない、あるいは医療費で自己破産、
最悪の場合は命を落とすケースも少なくない。


実際にアメリカでは年間約1万8000人が
必要な治療を受けられず命を落とすと言われている。


0567.jpg

■夫は心臓発作。妻は癌。医療保険に加入していたが
高額の自己負担額が払えず、家を売り、放浪する老夫婦。
■仕事中、手指2本を切断。高額な治療費の為、1本の指を断念する男性。
■入院費が支払えない患者を路上に放置する病院。
■病院をたらいまわしにされた末、命を落とした子供。
■交通事故で意識不明になった女性。救急車で病院に運ばれる。
保険会社は、事前に承諾のない救急車の搬送は認められないと支払を拒否。
■働き続ける高齢者。会社を辞めれば、福利厚生の一部である保険を失い
高額な薬代を払えない。医療保険維持の為、死ぬまで働かなければならないと言う。
■骨髄移植が必要な夫。幸運にもドナーが見つかったのに
なかなか保険会社から保険金がおりず、命を落とす。

0572.jpg
手指2本を切断した男性が受け取った医療費の見積もり。

ある医師の証言によると、保険会社では「治療は不要」と診断した医師には
「無駄な支出を減らした」という旨の奨励金が与えられ、
保険加入者には、ありとあらゆる理由を付けて、保険金支払いを拒否。


利益を優先する医療保険会社と製薬会社。
そして多額の政治献金で多くの政治家を取り込み、
「国民皆医療保険制度導入」が困難な状況が完璧に作られているそう。


マイケル・ムーア監督は吠える。
アメリカの医療制度はビョーキ(Sicko)だ!!

事実上、崩壊に瀕している状況のアメリカ医療制度。
医療費が無料(又はほぼ無料)のイギリス、フランス
カナダ、キューバの医療制度と比較。


0570.jpg 0569.jpg

作品の中でマイケル・ムーア監督は問いかける・・・
「よその国では当たり前のことが、何故、アメリカは出来ないのか?」 
「Do something! (行動を起こせ!)」
Edit |  17:40 |  メディア:映画  |  TB(0)  |  CM(4)   このページの上へ

Comment

●日本の保険制度でいいじゃない?

なるほどね~、このドキュメンタリー今度観なくちゃ!UKもNational Health Service (NHS)で医療が無料とされているけど、薬代は種を問わず1種につき1500円位かかるし、何かと検査となればWaiting listだし、手術に3ヶ月も待ってたら死にます!って状況の事も多くて問題は尽きないわ。もともと健康な私は、毎月お給料から自動的に引き落とされる多額の税金を日本の国民保険のように使ってもらえるならどんなにいいことか・・・なんて思ってるよ。揺り篭から墓場までじゃないけれど、福祉が整ってるとは言えそれを乱用する怠惰な人に私の税金を無駄遣いされているかと思うとやりきれない事も多いわ。Akikoは医療保険大丈夫?
bunnuby-yums | 2008年03月13日(木) 07:19 | URL | コメント編集

●bunnuby-yumsへ

時間があったら、ぜひこのドキュメンタリーを見てみてね!
アメリカの素顔を垣間見れるかも?
ドキュメンタリーの中ではイギリスの医療制度がいかに良いかって紹介されているけど、
どの国もそれぞれ問題を抱えているよね。日本もそうだし。
アメリカには大きく分けて2種類の保険があって、ここので取り上げられているのは
HMOと呼ばれる保険なの。掛け金が安いわりに質も悪いって言われていたりするんだ。
個人で保険に入る場合、掛け金が安い保険に入らず得ない人も多いわけ。
私の場合は、もう一方の保険で、会社が掛け金の殆どを負担してくれるし
自己負担が少しで、必要なサービスは受けられるよ。
それが就職の際、大企業にこだわった理由。医療保険が充実しているから。
でもさ、そういう理由で仕事を選ばなくちゃいけないのも、どうかしているよね?!
まぁ、それが今のアメリカの現状かな。Do something!と本当に思う。

akikola | 2008年03月13日(木) 10:24 | URL | コメント編集

●これって難しい問題ですよね

Akikoさん、ご無沙汰しております。
その後お変わりございませんか。

マイケル・ムーア監督の作品というと Awful truthが有名ですよね。
日本でもv-52化されていますから。

Wacko じゃあなくて Sicko ですか。
確かに人間生きていくうえではv-100医療保険は必要だと思います。
アメリカのv-55ドラマでも医療保険を巡る様々なハプニングが取り上げられていますよね。

ただ、v-497v-496のような健康保険制度を導入するとなると・・・・・どうなんでしょうかv-361
残りの5,000万人は常に保険料を払えるのでしょうか。
制度を利用して医療水準の低い国からの移民が集中し、結果的に制度そのものの財政的崩壊を招きませんかね。

加州丸 | 2008年03月20日(木) 20:08 | URL | コメント編集

●加州丸さんへ

お久しぶりです。お元気にお過ごしでしょうか?

私は渡米するまで「アメリカは医療費が高い。」という位の知識しかなく、
渡米当時は「国民皆医療保険制度」では無い事が、カルチャーショックでした。
日本で生まれ育ったので、当然の事と思っていたんですね。お恥ずかしい。

ご存知の事と思いますが、現在、大統領選で苦戦中(?)のヒラリーが「国民皆医療保険制度」を公約として頑張っていますが、加州丸さんのご意見に同感です。
果たして日本のように出来るか?と疑問です。もちろん、私個人的には、日本のような「国民皆医療保険制度」があったら、どんなに気持ち的に安心か・・・と思っています。
が、貧富の差が恐ろしく激しいこのアメリカで、どう制度が成立するのか?そして、その制度が今後のアメリカ移民問題にどう影響していくのか・・・問題は山積みですよね。
akikola | 2008年03月21日(金) 10:24 | URL | コメント編集

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